上通|木箱の中に詰まった、むちむちベーグルの小さな宝探し
上通りのアーケードを抜け、人通りが少し落ち着いたあたり。
上通加茂川ビルの1階に、2026年8月、韓国・ソウル発のベーグル専門店がひっそりと誕生しました。
木箱の中にずらりと並ぶ、色とりどりのベーグルたち。かわいらしい見た目に目を奪われますが、このお店の本当の面白さは、手に取って割ってみるまで分かりません。
今回は、気になる5つの味を実際に選び、割って、味わって確かめてきました。
見た目だけでは終わらない、割ってからが本番のベーグル「AREUM BAGEL(アルムベーグル)」
アクセス
「AREUM BAGEL(アルムベーグル)」さんがあるのは、熊本市中央区上通町2-6、上通加茂川ビルの1階です。
通町筋方面から上通りのアーケードを歩くと、赤を基調にした可愛らしい外観が見えてきます。

専用駐車場はないため、車で向かう際は近隣のコインパーキングを利用する必要があります。買い物や散策の途中にふらっと立ち寄れる距離感も、このお店の魅力のひとつといえそうです。
「美しい」の名を背負って、海を越えてきたベーグル
「AREUM BAGEL」さんは、韓国・ソウルの人気ベーカリーカフェ「Bakery Ten」さんがプロデュースするベーグル専門店。
2026年8月31日にオープンしたばかりで、熊本への出店はこちらが初めてなのだそうです。

店名の「アルム」は、韓国語で「美しい」を意味する言葉なのだとか。店内を見渡すと、色とりどりのベーグルが木箱の中に整然と並べられていて、その名前の通り、目でも楽しませてくれる空間が広がっていました。

厨房から焼きたてのベーグルが運ばれてくるたびに、香ばしさがふわりと店内に満ちていきます。その匂いに誘われるように、通りすがりの人が思わず足を止めている様子も見かけました。
遠い異国で生まれた味が、上通りという身近な場所に根づこうとしている。そんな小さな物語を感じる瞬間です。
木箱の中から、自分だけの1個を選びとる時間


店内に並ぶベーグルは、味ごとに木箱へ仕分けられています。それぞれの木箱には、英語と日本語を併記した手書き風のタグが添えられていて、ひとつひとつ見ていくだけでも楽しい時間になります。

購入方法は、トングを使って自分でトレイに取っていくセルフスタイル。好きな味を好きな数だけ選べるので、気になるものがいくつもあると、つい手が伸びてしまいます。
どれにしようか悩む時間すらも、このお店が用意してくれた楽しみ方のひとつなのかもしれません。

訪れた際には、「本日は購入制限を実施しております。お一人さま5個まで」という案内が掲示されていました。
人気の高さがうかがえると同時に、より多くの方に行き渡るようにという店側の配慮も感じられます。まとめ買いを考えている方は、訪問前に確認しておくとよさそうです。

支払いは、現金やクレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、幅広いキャッシュレス決済に対応していました。
5つの味、5つの発見

AREUM BAGEL 公式Instagram
たくさんあるメニューの中から今回は、ソルトチョコレート、さつまいも、抹茶あんこ餅ベーグル、明太子ベーグル、シナモンの5種類をいただきました。
●ソルトチョコレート 570円(税込)

生地全体にココアを練り込んだ、見るからに濃厚そうな一品。割ってみると、きめ細かいチョコレート色の生地がしっかりと詰まっていました。ひとかじりすると、ビターな甘さにパラッとした塩の粒が重なり、甘いだけでは終わらない大人好みの味わいに仕上がっています。
●さつまいも 570円(税込)

ほんのりとピンクがかった生地が目を引く一品。割った瞬間、中からさつまいものペーストがとろりと顔を出し、見た目以上のボリュームに驚かされました。表面にまぶされた黒ごまの香ばしさと、中のさつまいもの優しい甘みが重なり合う、どこか懐かしい味わいです。
●抹茶あんこ餅ベーグル 570円(税込)

鮮やかな緑色の生地にアーモンドスライスがのった、見た目にも華やかな一品。割ってみると、中からあんことお餅がとろりと姿を見せます。抹茶のほろ苦さ、あんこの甘さ、お餅のもちっとした食感が三位一体となった、和菓子のような味わいでした。
●明太子ベーグル 690円(税込)

生地の上に明太子とチーズがたっぷりと盛られ、こんがりと焼き上げられた一品。仕上げに添えられた大葉が、見た目のアクセントになっています。割ってみると、チーズの風味が生地の奥までしみ込んでいて、明太子のピリッとした刺激と合わさり、食事系の中でもしっかりとした満足感がありました。
●シナモン 450円(税込)

表面にシナモンをまとった、香り高い一品。割ってみると、ふんわりとした白い生地の中に、しっとりとしたフィリングが隠れていました。口に運ぶとシナモンの香りが鼻を抜けていき、甘さは控えめなので、コーヒーや紅茶のお供にもぴったりです。
同じ生地の仲間なのに、割るたびに違う表情を見せてくれる。5つ食べ比べてみて、ようやくこのお店の奥行きが分かったような気がしました。
見た目に騙されない、ぎっしり詰まった中身の正体

このお店のベーグルの面白いところは、表面の色や飾りだけを見ていても、中身の全貌がまったく分からないところです。シンプルな色合いに見えても、割ってみるとしっかりとしたフィリングが詰まっていたり、想像していた以上のボリュームが隠れていたり。

手に取った瞬間の軽やかな印象と、実際に割ったときのずっしりとした満足感。このギャップこそが、「AREUM BAGEL」さんのベーグルを一度食べたら忘れられなくする、一番の仕掛けなのかもしれません。
噛むほどに分かる、生地そのものの底力
中身の驚きだけでなく、生地そのものにもしっかりとした個性があります。高加水で仕込まれた生地は、外はほどよく香ばしく、中はしっとり・ふかふか、噛むとぎゅっと押し返してくるようなもちもちとした弾力が楽しめます。噛み進めるほどに、小麦本来の風味がじんわりと口の中に広がっていきます。
一般的なベーグルよりもどっしりとした重みがあり、1個で満足感を得られるボリューム。どの味を選んでも、この生地の底力がしっかりと土台になっていました。
時間が経って少し冷めてしまったときは、ラップやふた付きの保存容器などで水分が逃げないように包み、電子レンジで30秒〜40秒ほど温めるのがおすすめだそう。焼きたてのようなもちもち感が復活するので、お持ち帰りの際はぜひ試してみてください。
また会いたくなる、季節が連れてくる新しい味
定番メニューにくわえて、季節ごとに新しい味が登場するのも、このお店の楽しみ方のひとつです。春夏秋冬、その時々の食材や雰囲気に合わせたベーグルが並ぶそうで、訪れるタイミングによって出会える味が変わってきます。

一度食べて終わりではなく、季節が変わるたびにまた足を運びたくなる。そんな仕掛けが、このお店にはしっかりと用意されているようです。
現在はテイクアウトでの利用が中心ですが、店内にはテーブル席も用意されています。今後はイートイン利用やドリンクメニューの導入も予定されているとのことで、開始時期は要確認ですが、店内でゆっくりと味わえる日もそう遠くないかもしれません。
割ってみるまで、本当の魅力は分からない

見た目のかわいらしさと、割って初めて分かるぎっしりとしたフィリング。そのギャップこそが、このお店の一番の魅力です。定番から季節限定まで選択肢も豊富なので、上通りを訪れた際は、ぜひ気になる一品を見つけて、自分の手で割ってみてください。
INFORMATION
店名:
AREUM BAGEL(アルムベーグル)熊本店
住所:
熊本県熊本市中央区上通町2-6 上通加茂川ビル1F
電話番号:
050-8885-2977
営業時間:
11:00〜19:00
※売り切れ次第終了
定休日:
なし
一人当たりの予算:
~¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。



