谷尾崎 ｜現役大学生が営む隠れ家カフェで特別な時間を

その空間に一歩足を踏み入れたら、そこは自分だけの空間。きっと忘れられない時間に。「Luff（ラフ）」

「P」の看板が目印！アクセス

大きな通りから少し細い道に入り進んでいくと、左側に駐車場を示す「P」の文字が描かれた看板が見えてきます。

駐車場は、オーナーの堀内さんが自ら竹を切って整備したそうです。看板も手作りで、カフェへの想いがひしひしと伝わってきます。

車を停めたら、お店まで歩いて向かいます。途中に分かれ道がありますが、ここを左に下ると右側にお店が見えてきます。

初めて訪れる際には、少し迷うかもしれませんが、これも隠れ家カフェの醍醐味ですよね♪

「Luff」に込められた想い

今回ご紹介する「Luff」さんは、現役大学生が営む、山の麓にある隠れ家カフェです。

お店は2階で、階段を上った先にあります。

「Luff」という名前は、風上に向かうという言葉の意味にちなんで、堀内さんの「型にはまらず、風の向くままに」という想いと、愛犬チワワの名前を掛け合わせて付けられたそう。

その名の通り、お店は堀内さんの人情溢れるあたたかな空間で、多くの人の心を掴むような、そんな場所になっています。

「学生起業」という言葉そのものには聞き馴染みがありますが、起業するとなると、多くの費用や時間を費やすことになります。そのため、学生の本業である勉強の傍ら、実際に行動することは難しいのが現実。

それでもこうして学生で起業するという決断をされた堀内さんに、その背景についてお話を伺いました。

元々、ホテルとイタリアンのレストランで料理のアルバイトをしていて、その経験を活かしたいという気持ちがありました。だから、大学卒業後は料理の修行に出て、いつか自分のお店を持つことが夢でした。そんな時、ふと立ち寄ったとあるお店の空間に感動し、それと同時にセンスの違いに嫉妬心を抱きました。その瞬は、心の中には“自分も何か表現したい”という想いが芽生えるほどの衝撃でした。

4年生になった今、単位の習得もほぼ終わり、自分に使える時間ができました。経験も資金も十分にあるわけではなく、できることも限られていましたが、それでも、“自分の手で、今、何かを始めたい”という気持ちの方が強かったので、“勢い”と“アルバイトを通して大好きになった料理で多くの人を幸せにしたいという一心で、Luffをつくる決断をしました。

このように話す堀内さんの目はキラキラしていて、その想いと情熱にとても感動し、同じ学生として胸を打たれるものがありました。

一から自分の手で

お店があるのは、使われていない家の2階。そこでカフェをすると決めて初めて足を踏み入れたときには、使われていない家具や物でいっぱいだったそうです。

それを自分の手で片付けて、使えそうなものはリメイクして使用し、この唯一無二の空間が創られました。

他にも、おばあちゃんの家にあった食器を再利用しているのだとか。

趣があって、心があたたまりました。

Instagramでは、オープンまでの堀内さんの活動を見ることができます。気になった方はぜひチェックしてみてください！

納得の味を追求して

オープンにあたり、初めての挑戦かつ学業との両立があることを考慮して、はじめはメニューをプリン、ガトーショコラ、カルボナーラの3つに絞っての提供となるそうです。今回はそのうちのプリンをいただきました。

●プリン 600円（税込）

ひと口食べると、カラメルの濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。

しっかりめのプリンかと思いきや、とてもなめらかな口当たりで食感にかどがなく、とても食べやすかったです。

さらに、上にのったたっぷりの生クリームは軽い口当たりでくどくなく、プリンと相性抜群でした。飾りのミントがまた何とも言えない可愛さを演出しています。

とても美味しかったです♪

2025年5月1日（木）オープン！

今回ご紹介させていただいたのは、山の麓の隠れ家カフェ「Luff」さん。

現役大学生の堀内さんが一から自分の手で創り上げた空間、そして人情溢れる人柄に、1度訪れたら、きっとまた行きたくなること間違いなしです♪

「Luff」さんは、いよいよ2025年5月1日（木）にオープンします。

堀内さんがあたためてきた「Luff」というお店に込められた想いが、多くの方に届いてほしいなと思います。

現役大学生が営むカフェ「Luff」さんに、ぜひ一度足を運んでみてください！

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。