上天草|海辺を走ったその先へ。季節のデザートと天草のうつわを愉しむ

上天草|海辺を走ったその先へ。季節のデザートと天草のうつわを愉しむ

熊本県上天草市大矢野町、海辺の道をのんびりと走った先に、静かに佇む一軒家があります。

デザートや焼き菓子、こだわりのドリンクを届けるお店として、2025年の秋にオープンしたばかりのこのお店では、季節ごとに表情を変える繊細なデザートを、天草の陶芸家が手掛けたうつわで味わうことができます。

今回は、そんな上天草の海辺で出会える、心満たされるデザートのお店をご紹介します。

天草のうつわに映る、季節の味わい。海辺で出会う「LYS(リス)」

アクセス

LYS(リス)」さんがあるのは、熊本県上天草市大矢野町。海沿いの道をドライブしながら向かうと、途中には青い海と椰子の木が広がる景色が続き、お店に着く前からすでに気持ちがほどけていきます。

駐車場は、店舗前に5〜6台ほど用意されています。満車の場合は、近くの弓ヶ浜海水浴場の駐車場も利用できるとのことですが、店舗裏の敷地や道路脇への駐車は近隣の迷惑になるため避けてくださいね。

停め方に迷ったときは、店舗前に車を寄せたうえでスタッフさんに聞くと安心です。

白い壁と木の温もりを感じる建物の角には、赤いポストと「LYS」のロゴが描かれた看板がさりげなく飾られていて、初めて訪れる人にもすぐにお店だとわかる目印になっています。

 

海と空に包まれた、上天草の一軒家

店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、大きな窓から差し込む柔らかな光。

窓の外には椰子の木や青い空が広がっていて、まるで小さなリゾート地に迷い込んだかのような気分になります。

カウンターの奥では、スタッフさんが一杯ずつ丁寧にドリンクを準備している様子が見え、木の温もりを感じるテーブルや椅子が並ぶ店内には、観葉植物や生花もさりげなく飾られています。

壁には、センスが光るポスターコラージュが額装されて飾られていて、思わず足を止めてじっくり眺めてしまう人も多いのではないでしょうか。

ガラス玉のペンダントライトがぽつりと灯る入り口や、アンティークな雰囲気を感じる小物たちからも、お店を作り上げた店主さんのこだわりが伝わってきます。

 

ショップカードとうつわに宿る、ふたつのこだわり

LYS(リス)」さんのショップカードは、福岡市大手門にある活版印刷の工房「リンデカルトナージュ」さんに依頼して作られたものだそう。

丁寧なプレスの圧力や、インクの色合いにまでこだわり抜かれた1枚は、手に取るだけでお店の空気感が伝わってくるようです。

店内の一角には、上天草をはじめとした地域のお店のショップカードが並べられたコーナーもあり、地域とのつながりを大切にしている様子がうかがえます。

また、デザートが盛りつけられるうつわの多くは、天草の陶芸家「あよお」さんが手がけたものです。

季節のデザートに合わせて、色や形をイメージしながら特別に作ってもらったうつわも多いのだそう。うつわを手に取ると、ざらりとした質感やあたたかみのある色合いが心地よく、食べる前からすでに特別な時間が始まっているような感覚になります。

 

季節をそのままお皿にのせて。心奪われるデザートたち

LYS(リス)」さんのデザートは、フランス菓子をベースにしながら、天草をはじめとした熊本県内の果物や食材を積極的に取り入れているのが特徴です。

訪れた日は、季節替わりのデザートがいくつか並んでおり、その中から3品をいただきました。

●白桃ヌガーグラッセ 780円(税込)

蜂蜜のメレンゲとサワークリームを合わせたフランス菓子仕立てのアイスケーキです。自家製の白桃ピューレとフレッシュな白桃のマリネがミントの糖衣でまとめられ、三角町のブルーベリーのコンフィチュールと天草の塩メレンゲが添えられています。

ひとくちいただくと、まずアーモンドの香ばしさがふわりと広がり、そのあとから白桃のみずみずしい甘さと、ブルーベリーの酸味が追いかけてきます。天草の塩がほんのりときいていて、甘さの輪郭をきゅっと引き締めてくれるのも印象的でした。

 

●クラシックプリン 500円(税込)

ほろ苦いカラメルとクレームシャンティを合わせた、昔ながらの味わいのプリンです。なめらかな口当たりのプリン本体に、少し苦みのあるカラメルソースがよく合い、シンプルながらもどこか懐かしさを感じる一皿でした。

 

●イチジクタルト 680円(税込)

宇城市三角の生産者・上本さんが育てたイチジクと、紅茶を合わせて焼き上げたタルトです。クレームシャンティと、仕上げにのせられたフレッシュなイチジクが添えられ、お皿の下にはキャラメルソースが敷かれています。

生地はしっとりとした食感で、口に運ぶとアールグレイの香りがふわっと広がります。フレッシュなイチジクのやさしい甘みと、タルト生地のコク、そしてほろ苦いキャラメルソースが重なり合い、最後まで飽きることなくいただけました。

季節や仕入れの状況によって内容は変わるそうなので、訪れるたびにどんなデザートに出会えるのか、楽しみが尽きません。

 

香りでほっとひと息、こだわりのドリンク

デザートと一緒にいただきたいのが、こだわりのドリンクメニューです。

 

●ハーブティー(Hot or Iced)600円(税込)

オリジナルブレンドの季節限定ハーブティーで、この日はハイビスカスとエリカ、ナナミントを合わせた爽やかな一杯をいただきました。カフェインを含まないので、午後のひと休みにもぴったりです。

 

●ドリップコーヒー 深煎り「Brazil」650円(税込)

出水にある「Coffee Blue」さんに焙煎を依頼しているというコーヒー豆。ブラジル・カルモデミナス地区の農園で作られた豆を使い、苦味のあるチョコレートのようなコクと、軽やかな飲み口が印象的な深煎りです。

 

●コールドブリュー 650円(税込)

一晩じっくりと水出し抽出されたまろやかなアイスコーヒー。使用する豆は日替わりで、この日はケニアとホンジュラスの浅煎り豆がブレンドされていました。すっきりとした後味で、デザートの合間の口直しとしても心地よい一杯でした。

 

コーヒー豆やハーブティーの茶葉は持ち帰りも可能です。棚には浅煎りの「LYS BLEND」と深煎りの「Dark Roast」が並び、隣にはドリッパーなどの抽出器具も。気に入った味に出会えたら、自宅用に選んでみるのもいいですね。

 

持ち帰りで楽しむ、焼き菓子とジャムたち

デザートはイートインのみでの提供ですが、焼き菓子やジャム、ドリンクはテイクアウトも可能です。ショーケースには、日によってさまざまな焼き菓子が並んでいました。

サブレ・ナンテ(プレーン&カフェ) 480円(税込)
紅茶サブレ・フルール 350円(税込)
レモンサブレ 350円(税込)
ムラング・ショコラロシェ 250円(税込)
カシュー・ブリック 350円(税込)
大麦スノーボール 380円(税込)
ショコラ・サレ・アマクサ 380円(税込)
フィナンシェ 180円(税込)/大 280円(税込)
レモンケーキ 500円(税込)

※上記は訪問時のラインナップの一例です。時期により内容や価格が変わる可能性がありますので、あくまで参考としてご覧ください。

ひとつずつ透明の袋に丁寧に包まれた焼き菓子には「LYS」のロゴが入ったシールが貼られていて、贈りものにもぴったり。ギフトボックス(小2,000円〜大4,000円、税込)も用意されているので、大切な人へのちょっとした手土産にもよさそうです。

 

波音を聞きながら、心満たされるひととき

海辺の道をドライブしながら訪れる上天草の一軒家「LYS(リス)」さん。丁寧に作られたデザートと、天草のうつわ、そして海を望む穏やかな空間。そのすべてが重なり合って、日常から少し離れた特別な時間を作り出してくれます。

季節によって表情を変えるデザートは、訪れるたびに新しい出会いがあるはず。次の休日は、上天草の海風を感じながら、心もお腹も満たされるひとときを過ごしてみませんか。

INFORMATION

店名:

LYS(リス)

住所:

熊本県上天草市大矢野町上5195−6

電話番号:

0964-42-6200

営業時間:

9:00〜18:00(L.O.17:30)
※デザート提供は10:00〜(一部変更あり)

【夕暮れ喫茶】
11:00〜20:00(L.O.19:45)
※特別営業

定休日:

不定休
※詳しくは公式Instagramをご確認ください。

一人当たりの予算:

¥1,000~¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
una.

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副編集長

はじめまして、una.です。 日常の“いいな”と思った一瞬を撮るのが好きで、カメラ片手においしいものや景色を追いかけています。 「una.」という名前には、スペイン語で”ひとつ”を意味する言葉から、日々のたったひとつの瞬間をまっすぐに伝えたい、という想いを込めました。 街の息づかいを感じたまま写真にして、読んでくださる皆さんにも同じ空気をそっと届けられたら嬉しいです。 わんこが好きで、家では3匹の子たちと暮らしています。 散歩をしながらみつけたお店や、街に漂うローカルの空気感も含めて、これから熊本ならではの“おいしい・たのしい”をゆるっとお届けしていきます✎𓂃 よろしくお願いします。