KUMAMOTO EVENT REPORT vol.2|くま川鉄道「球磨焼酎案内人を目指す日帰りツアー」参加レポート 〜林酒造場蔵元見学&焼酎列車〜

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KUMAMOTO EVENT REPORT

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PEAK熊本編集部
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  1. KUMAMOTO EVENT REPORT vol.2|くま川鉄道「球磨焼酎案内人を目指す日帰りツアー」参加レポート 〜林酒造場蔵元見学&焼酎列車〜
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    KUMAMOTO EVENT REPORT vol.2|くま川鉄道「球磨焼酎案内人を目指す日帰りツアー」参加レポート 〜林酒造場蔵元見学&焼酎列車〜

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熊本県人吉・球磨地方といえば、日本屈指の焼酎処。
球磨川の恵みと豊かな地下水に育まれたこの土地には、なんと27もの酒蔵がひしめき合い、そのすべてが創業100年以上という、驚きの歴史を誇ります。

そんな人吉・球磨地方を走るくま川鉄道が、令和2年7月の豪雨からの復興を経てついに全線運行を再開。
それを記念した特別企画「貸切列車に乗って、球磨焼酎案内人を目指す日帰りツアー in 人吉球磨」が開催されると知り、これは行くしかない!ということで、参加してきました!

2026年9月22日、定員を超える25名以上が参加する大盛況の中でツアーはスタート。
今回はそんな1日に密着したレポートをお届けします!

揺られて、飲まれて、酔いしれて。球磨焼酎案内人1日体験記

人吉駅に集合!くま川鉄道「田園シンフォニー」で出発進行

まずは人吉駅に集合し、くま川鉄道の車両「田園シンフォニー」を1両貸し切って出発。

地元の方はもちろん、遠方から駆けつけたファンや観光客も多く、人吉駅には朝から独特の熱気が漂っていました!

旅行代金5,500円というこのツアー。

人吉・球磨地域の田園風景を眺めながら球磨焼酎を味わい尽くすという、球磨焼酎という土地の誇りと、鉄道の復興という地域の喜びが重なり、なんとも贅沢な1日がスタート。

車内には暖簾が下がり、とても気分が高まりました。

 

そもそも「球磨焼酎」とは?

球磨焼酎を名乗るには、実は4つの条件をすべて満たす必要があります。

① 原料に国産米のみを使用
② 人吉球磨の水で醪(もろみ)を仕込んでいる
③ 人吉球磨で蒸留している
④ 人吉球磨で瓶詰めしている

この4点が揃ってはじめて「球磨焼酎」を名乗れるとのこと。
平成7年には国税庁から「地理的表示の産地指定」を受け、世界的にブランドが保護される存在にもなっています(九州では壱岐焼酎、琉球泡盛と並ぶ古参の指定)。

歴史も驚くほど古く、戦国時代にはすでに飲まれていた記録があり、芋焼酎よりも200年以上前から人吉・球磨地方で米焼酎が作られていたそう。焼酎製造では国内最古とも言われています。

そんな長い歴史を持つ蔵が、現在も27蔵あります。
そのすべてが創業100年以上という事実に、地元では「100年じゃまだ若手」と笑って言われるほどです。

 

車窓で「球磨焼酎案内人講座」第1部

人吉駅を出発した貸切列車の車内では、さっそく「球磨焼酎案内人講座」の第1部がスタートしました!

人吉盆地を囲む豊かな田園風景を眺めながら、球磨焼酎の歴史や製法について学びます。

この日1日で座学と蔵元見学の両方を体験し、最終的に「球磨焼酎案内人」を目指すというのが、このツアーの大きな目玉でした。

 

400年の歴史を訪ねて。球磨焼酎「林酒造場」蔵元見学

湯前駅で下車し、向かったのは江戸時代創業、創業400年という長い歴史を誇る「林酒造場」さん(熊本県球磨郡湯前町)。27蔵の中でもひときわ古い蔵元です。

 

麹室、そして仕込み蔵へ

まず案内していただいたのは麹(こうじ)室。一度に約1トンものお米を使い、40〜42時間かけてじっくりと麹を仕上げていくのだそう。

焼酎作りは製麹・一次仕込み・二次仕込み・蒸留の4工程からなりますが、この麹こそが味の土台をつくる、まさに蔵の心臓部です。

蔵元の林さんは、約2ヶ月かけてじっくり発酵させ、甘みとまろやかさを引き出す独自の工夫について、ユーモアたっぷりに語ってくださいました。

麹ができあがると、次はいよいよ仕込み蔵へ。

ここで「一次仕込み」が行われ、もろみへと姿を変えていきます。

 

まさかの30年ものの古酒が登場!?

見学の途中、なんとフライングで試飲させていただけるというサプライズも。

30年ものの古酒をその場ですくって飲ませてもらいました。
重厚で芳醇な香りが、まさに時間そのものを味わうような特別な一杯でした。

 

お昼は湯前町「徳丸」の球磨弁

蔵見学のあとは、湯前町にあるレストラン「徳丸」さんへ。
地元の食材が詰まった特製「球磨弁」でしっかりお腹を満たします。

食後にはちょっとした自由時間も用意されていて、湯前町内をぶらり散策。お土産探しをしたり、思い思いの時間を過ごせたのも嬉しいポイントでした。

実は人吉・球磨エリアでは、2026年7月から11月末まで期間限定で、人吉出身の漫画家・緑川ゆき先生の代表作「夏目友人帳」とコラボしたバス停が登場中なんです。

人吉駅前や田町など6カ所が対象で、人吉駅前は「夏目貴志」バージョン、湯前駅前のバス停は「的場静司」バージョンでした。

次の講座に向けて、ひと息つける貴重な休憩時間でした。

 

テイスティングからの確認テスト

腹ごしらえが終わったら、いよいよ「球磨焼酎案内人講座」第2部。

球磨焼酎の奥深さを体感できる4種類の飲み比べです。

・ライトタイプ:極楽、並
・フレーバータイプ:彩葉
・リッチタイプ:文蔵
・キャラクタータイプ:樽 繊月

同じ米焼酎でも、蔵によってこんなに個性が違うのかと驚かされる飲み比べでした!

そして飲んだ後には容赦なく確認テストが待っているという、なかなかスパルタな構成。

ほろ酔いで受ける筆記試験、これもいい思い出です。

 

「田園シンフォニー」貸切、帰りの車内で12駅12種類の焼酎列車

そして人吉温泉駅への帰路、今回のツアーで一番テンションが上がったのが、貸切列車「田園シンフォニー」の車内で楽しんだ焼酎列車です。

湯前駅から人吉温泉駅までのちょうど12駅にちなんで、12種類の美酒が振る舞われるという、球磨地方ならではの遊び心満載の企画です。

カップに少しずつ注いでもらいながら、駅ごとに次の一杯へとバトンタッチしていくスタイルでした。

1.大石
2.樽神輿
3.八代トマト焼酎
4.文蔵2010
5.KAORU
6.あさぎりの花
7.長熟六調子
8.不知火 デコポン
9.恋しそう
10.球磨川
11.深野20年 古酒
12.しずね

 

今回はそのうち、特に印象に残った数種類をご紹介します。

●文蔵2010

「文蔵」の2010年ヴィンテージ。
熟成でまろやかさが増し、リッチな口当たりがクセになる一杯でした!

●恋しそう

紫蘇のリキュール。鮮やかなピンク色が可愛く、甘酸っぱい香りでとても飲みやすかったです!

 

●深野20年 古酒

20年熟成の古酒とあって、香りの深さが別格。

少量でもしっかり満足感のある、まさに”締め”にふさわしい一杯でした!

 

●しずね

「極楽 しづ寝」。焼酎列車の最後を飾るにふさわしい、円熟した味わいでした!各駅停車で駅間が短いので、次から次へと一杯が回ってくるピッチの速さ(笑)。

気に入った銘柄はお代わりまでさせていただいて、もちろん私もたくさん飲んできました!

気づけば12駅、あっという間の道のりでした。

 

まとめ

400年蔵の重み、麹室での職人技、そして遊び心満載の焼酎列車。豪雨からの復興を乗り越えたくま川鉄道と、27蔵すべてが100年以上の歴史を誇る球磨焼酎。

その両方への敬意が詰まった、一体感のある特別な一日になりました!

次回開催があればぜひまた参加したいと思います。人吉球磨の焼酎文化、まだまだ奥が深そうです。

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