大江|東京で愛されたお店が熊本に移転オープン!本格台湾料理を気軽に味わおう

大江|東京で愛されたお店が熊本に移転オープン!本格台湾料理を気軽に味わおう

熊本市中央区大江の九学通り沿いに、ひときわ目を引く台湾提灯が!

2025年8月に東京・西荻窪から惜しまれつつ熊本に移転オープンした台湾料理「街角饅頭店 吉祥天(きっしょうてん)」さん。

本場台湾の屋台の雰囲気を彷彿とさせる店内で、心ときめく台湾グルメの旅に出かけてみませんか?

素敵な人柄の台湾人店主も魅力のひとつ。ひとたび訪れたら、あなたもファンになること間違いなしですよ。

テイクアウトもOK!本場台湾の味を気軽に「街角饅頭店 吉祥天(きっしょうてん)」

アクセス

「街角饅頭店 吉祥天(きっしょうてん)」さんは、熊本市中央区大江にあります。九州学院高校のほぼ裏に立地しており、九学通り沿いに位置しています。

店には駐車場はありませんので、お車でお越しの方は近隣のコインパーキングをご利用ください。

閑静な街並みをまっすぐ進むと、ひときわ目立つ台湾の提灯が下げられています!

ここが、「街角饅頭店 吉祥天」さんです。

 

メニュー

「街角饅頭店 吉祥天」さんは、店内での飲食とテイクアウト、どちらも可能です。

まず、入口にある注文受付口で注文を行います。メニューはこちら。

現在、饅頭(まんとう)は、前日までの予約制となっておりますので、食べたい方は前日までにお店に電話してみてくださいね。

饅頭のほか、台湾料理が詰め込まれた弁当のラインナップも豊富で、何を頼もうか迷ってしまいます。

「小吃(シャオチー)」と呼ばれる、屋台などで楽しめる軽食や人の顔の大きさ以上の台湾唐揚げである「吉祥大鶏排(ダージーパイ)」も味わうことができるとのこと。

今回はイートインを利用して、弁当や小吃、ドリンクを注文してみました。

店内に入ると、台湾の屋台を彷彿とさせる提灯に心がおどります!

2人席が2つ、4人席がひとつ、そしてカウンターがあり、おひとりでも家族連れでも利用しやすいレイアウトとなっています。カウンターには蒸し器が置いてあり、饅頭などの蒸し物は毎日こちらを使って作っているのだそう。

毎日作りたてを味わえるなんてとても贅沢ですよね!

店奥にかけられたのれんも、台湾の家庭を彷彿させるイラストが描かれており、なんだかほっこりしてしまいました。

 

ひとくちでわかる、本場台湾の味

今回わたしが注文したのはこちら。

●葱油餅 500円(税込)

日本では普段見かけることのないこちらの食べ物。台湾の屋台などで人気のものだそう。葱の香りがふわっと香り、食欲がそそります…!

包装も、まるで台湾の屋台に出てくるような可愛さでテンションがあがります!

小麦粉ベースのもちもち生地を何層にも重ねてパイ状にしたものを揚げてあるので、食感はサクっと、でももちもちで不思議です。

「街角饅頭店 吉祥天」さんの葱油餅は、卵を一緒に巻き込んであるところがポイント。あっという間に食べ進めてしまいました!

 

●油猪排弁当(タレパイコー煮) 700円(税込)

みてください、このボリューム感!!弁当の上に、揚げたての豚肉に特製のタレをくぐらせたタレパイコー煮がドーンと乗っています!

油猪排は、日本でいう豚カツのことを指すのだそう。

台湾料理では、肉を料理する際にシナモンや八角などのスパイスを使うそう。こちらも例外ではなく、ほんのりとシナモンの香りとじゅわっとしみたタレの相性が抜群です!

カリッと、そしてタレがじゅわっとしみているタレパイコー煮は、ご飯がすすまないわけがありません。

ちなみに、弁当のご飯は白米ではなく、熊本県産の高菜を使用した高菜飯なのも「街角饅頭店 吉祥天」さんのおすすめポイント。

また、弁当の副菜には、干し豆腐のサラダ、野菜炒め、おあげ、煮卵、ザーサイととっても豪華!これで700円だなんて、なんとお値打ちなのでしょうか…!

干し豆腐のサラダはあまり日本では聞いたことがないですが、きゅうり、そして人参とともにさっぱりとした味付けのタレで和えてあり、日本人が好きな味付けでとても食べやすいですよ。

 

●角煮(コンロー)とルーローのMIX弁当 700円(税込)

次にいただいたのはこちら。豚の角煮と魯肉飯(ルーローハン)に使われる豚肉のふたつが主役の弁当です。

角煮は、ほんのりとスパイスが香り、箸でもほどけるほどの柔らかさ。ひと口食べると口の中でとろとろ溶けてしまいます。こちらもまたスパイスの奥深い味わいで、日本人でも抵抗なく、何よりご飯とベストマッチの食べやすい味ですよ。

ルーローは八角やシナモンの香り豊かで、タレでコトコト煮込まれた濃い味わい。これだけで主役級のおかずですよ。

 

●台湾紅茶・冬瓜茶MIX 400円(税込)

この日、おすすめドリンクをお伺いすると、メニューに掲載していないドリンクを出してくださいました。

冬瓜茶とは、冬瓜にさとうきびを入れて煮込んだもので甘さが特徴のお茶です。香り高い台湾紅茶と割ることで、シロップや砂糖を入れたアイスティーの甘さとはまた違う、さわやかな甘さの紅茶でした。おいしすぎて、写真を撮影する前に飲み進めてしまいました(笑)。

メニューにはありませんが、実際に店頭でも注文できるそうですよ!

 

●ミルクティー 400円(税込)

ミルクティーにも台湾紅茶が使用されています。ドリンクのパッケージが可愛くて映えますよね。

近隣には高校や大学がたくさんあるので、学生さんたちの放課後の定番ドリンクになるかも!みんなが大好きなタピオカミルクティーもありますよ。

 

“地産地消”をめざして東京から熊本へ移転オープン

「街角饅頭店 吉祥天」さんは、東京都の西荻窪で開業。6年もの間営業を続け、地域の方々に愛されながらも、惜しまれつつも2025年8月に熊本市に移転オープンをされたとのこと。

なぜ熊本市に移転オープンをされたのか、店主の邱任遠(きゅう にんえん)さんにお話をお伺いしました。

名前
邱さん

料理人として、“地産地消”を目指していたからです。熊本は、台湾料理で使用する頻度の高い、豚肉や牛肉などの畜産も盛んです。現在、高菜飯の高菜も熊本産を使用しています。饅頭などの蒸し物に使用している小麦粉も、熊本の地場企業である熊本製粉さんの商品を使用しているんです。

熊本は台湾の半導体関連企業などの進出もめざましく、移転オープンは邱さんにとってもいいタイミングだったそう。

ちなみに今回購入した弁当のパッケージには、西荻窪の名残が残っています。オレンジ色の車両が印象的な台湾鉄道が心ときめく、素敵なパッケージですよね。

名前
邱さん

日本と台湾って距離が近いでしょう。料理の工程やスパイスを入れるところは日本料理とは違うけれども、実は日本の食文化の影響を多く受けています。だから、きっと台湾料理は日本の皆さんに抵抗なく、口に合う方が多いのだと思います!

日本の方々に本場台湾の味を食べてほしい、そんな思いから日本の企業を脱サラして料理人の道へ進んだという邱さん。

訪れた当時は移転オープンしてまだ日が浅かったにもかかわらず、さっそく邱さんの人柄に魅了されたという常連さんの姿が。

邱さんとの楽しい会話とおいしい台湾料理に舌鼓を打ちながら、思わず長居をしてしまう…。とても居心地の良い場所でした。

INFORMATION

店名:

街角饅頭店 吉祥天(きっしょうてん)

住所:

熊本県熊本市中央区大江4丁目18-18

電話番号:

096-335-8551

営業時間:

11:00〜20:00
(14:00-16:00は仕込みの為休憩)

定休日:

不定休

一人当たりの予算:

〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
AIKA

AIKA

編集長

生まれも育ちも熊本市。熊本をこよなく愛するアラサーで、一児のママライターです。PEAK熊本編集長に加え、普段はハイコムグループの広報全般を担当しております。趣味は食べることとスポーツ観戦。今の目標は10kg痩せること。PEAK熊本を通して、熊本の新しい魅力をもっと多くの方に発信していきます!