
熊本空港|大人も子どももワクワク!SDGsを学べる新スポットが2025年春に誕生
「最近よく耳にするSDGs(エスディージーズ)って、結局どういうこと?」
「子どもにも分かるように伝えたいけど、難しそう…。」
そんな方にこそぜひ訪れてほしいのが、熊本空港敷地内に2025年春にオープンした「くまもとSDGsミライパーク」。
この施設では、SDGsの考え方や社会課題への取り組みを、大人も子どもも楽しく体験しながら学ぶことができます。
自由研究のテーマ探しやアイデア出しにもぴったり!
また、観光や出張で熊本を訪れた方が、飛行機の待ち時間などにふらっと立ち寄れるところもうれしいポイントですよ。
目次
旅の途中で未来を考える。熊本発、SDGsがグッと身近になる場所
そもそもSDGsって…?
SDGsとは、<Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標>の略称で、国連が定めた2030年までに達成すべき17の目標のことです。
貧困の解消、ジェンダー平等、質の高い教育、気候変動への対応など、地球規模の課題に対して、すべての国・地域・企業・個人が連携して取り組むことが求められています。とはいえ、「SDGsって難しそう」「自分にできることはあるのかな?」と感じる人も多いかもしれません。
そんなSDGsをもっと身近に、大人もこどもも楽しみながら体感できる「くまもとSDGs(エスディージーズ)ミライパーク」が2025年4月にグランドオープンしたのです!
企業や団体のブースが並び、地域に根ざした取り組みを楽しく学べるような工夫が凝らされています。
アクセス
「くまもとSDGsミライパーク」さんは、熊本空港敷地内の「そらよかビジターセンター」内にあります。
そもそも、「そらよかビジターセンター」は、熊本空港建て替えの際に、仮設の旅客ターミナルとして利用していた建物をリノベーションして活用しているとのこと!つまり、建物からすでにSDGsに寄与している施設なのです。
専用駐車場はありませんので、熊本空港専用駐車場にお停めください。
最寄りはP2ですが、少し遠いですがP3・P4へ駐車された方が駐車料金が安いのでオススメですよ。
サスティナビリティなグッズがずらり!SDGsショップとブース紹介
まず「くまもとSDGsミライパーク」の入口には、木製のオブジェが迎えてくれます。大きく存在感のあるオブジェは、カラフルで写真映えしますね♪
施設奥には、学校の教室にあるような懐かしい椅子が…!
実はこちら、熊本県山鹿市の廃校になってしまった小学校にあった椅子を、山鹿市からの寄付で、施設で再利用されているとのこと!
ちなみにこの机や椅子が置いてある場所は、ワークショップスペースとのことで、実際に修学旅行や学校行事などの際に体験型プログラムを行うことができるそうですよ。
「くまもとSDGsミライパーク」入口には、SDGsの商品を取り扱うショップがあります。
清掃用品、ハンドメイド作品、お菓子など、ここに並んでいるものはすべてサステナビリティな製品とのこと!
ちなみに、「くまもとSDGsミライパーク」さんの入館料は1人500円。
ワークショップや体験型プログラムを行う際には別途費用がかかるとのことで、詳細はくまもとSDGsミライパークHPから問い合わせてみてくださいね!
それでは、さっそく入館してみましょう!
県内外の企業ブースがずらり!SDGsを体験しちゃおう
まず、入口を抜けると「ケロロ軍曹」のミニチュアジオラマがお出迎えしてくれます。
小窓を覗くと…。ケロロ軍曹の世界観をこそっと見守ることができますよ。
“地球に優しい”侵略計画を立てるケロロたちも、もしかしたらSDGsなのかもしれませんね(笑)。
続いて、企業ブースには、県内外の企業が9社出展されています!
まずは熊本の企業「平田機工株式会社」さんのブース。剣をたずさえたロボット「フラグノイド清正」がお出迎えをしてくれてかっこいい~!迫力満点です!
そのほか、実際に「平田機工株式会社」さんで使用している機械を間近で見ることができたりなど、大人も子どもも楽しめるところもポイントです。
続きまして、台湾の半導体企業「TSMC」さんの日本法人、「JASM株式会社」さんのブース。熊本県民にとって関心の高い、地下水保全に関する取組みを機械を用いて誰にでもわかりやすく説明がされています。
「半導体産業って最近よく聞くけど何を生産しているの?」と思われる方にもわかりやすく、事業内容や取組みなどが詳しく書いてあるので、私自身も理解を深めることができました!
続いて、化学系専門商社「長瀬産業株式会社」さんのブースは、 大きなパイプが目印!パイプの中をくぐることができるので、秘密基地のようなワクワク空間を楽しむことができます。
歴史のある企業ならではの知見を、キャラクターを用いてさまざまな視点でわかりやすく説明されており、学びに繋がること間違いなしですよ!
「株式会社マイスティア」さんは、大きなスクリーンで流れる迫力満点の映像が目印!
「マイスティア」さんのSDGsへの取組映像が流れており、見るだけでワクワクします。今後、さらに展示ブースがパワーアップしていくそうですよ。
「三井不動産グループ」さんのブースは、森林と木材を扱う企業の仕組みがわかる模型が目印。
しかも、実際に木材に触れることができるのです。鉄骨やコンクリートもある中で木材を使用する利点を、触って確かめることができますよ。
ちなみにヒノキなどの木材のリラックスできるいい香りがして、ヒーリング効果も抜群です(笑)。
「日本航空株式会社(JAL)」さんのブースは、国内線ファーストクラスなどに施されているSDGsの取組みや、今日から飛行機に乗る際に実践できるSDGsミニ知識などを学べるブースとなっています。
なんと、飛行機に搭乗する前にお手洗いにいくことも、実はSDGsに繋がるのだとか!
「コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社」さんは、ブースを通じてボトルのリサイクルの仕組みであったり、企業の取り組みがわかりやすくディスプレイされています。
顔はめパネルもあり、ブースを訪れた記念に写真撮影もできますよ!
「株式会社日立製作所」さんのブースは、企業の概要やSDGsへの取り組みを、展示パネルを用いて説明をされています。
奥のモニターには、実際のバラエティー番組の形式で、どのような事業を行っているのか知ることができます。
そして、「ハイコムスマートファーム」さんのブース。まず、外観から可愛い!こちらのブースは、「宇宙植物工場」をテーマに作られたのだとか。
今回は、「ハイコムスマートファーム」さんのブースについて深堀りしてみました!
ペットボトル1本分の水でレタスが育つ?宇宙植物工場って何?
「ハイコムスマートファーム」さんは、大阪府泉佐野市に拠点を構える「泉佐野ファクトリー」にて、植物工場を営んでいらっしゃるそうです。
ブースに陳列されている6台のショーケースのようなものが目に入りますね。
近づくと、半透明のショーケースの中にはさまざまな野菜やハーブが植えてあります!
なんとこちらのおしゃれなショーケース、実はとってもハイテクな機械なのです。
電源さえあれば、LEDの光と水のみで、レタスなどの葉物野菜やハーブ、マイクログリーン、食用花(エディブルフラワー)が育ってくれるのです!いわゆる「スマート農業」と呼ばれる、AIやIoTを駆使したあたらしい農業手法とのこと。
電源と水さえあれば植物が育つので、異常気象や天候にも左右されず、365日安定した環境で栽培が可能であり、まさに持続可能な農業ですよね。
また、機械の中で水を循環させるので、「ハイコムスマートファーム」さんの植物工場で栽培するレタス1株に必要な水量はたった2リットルのみとのことです!
こちらは栽培されているケール。培地とよばれるスポンジ状のものに種を植えたら、後は機械の力にお任せ。
今回、特別にケールを試食してみましたが、青臭さは一切なく、しっかりとした味の濃さがあります。
タイミングが合えば、実際にハイコムスマートファームで育てられている野菜やハーブを試食できるかもしれません♪
そらよかビジターセンター内にあるカフェ「Cafeg(カフェジー)」さんでは、このブースで栽培している採れたてのハーブを利用したフレッシュハーブティーがいただけるそうですよ。
ちなみにブースのテーマ「宇宙植物工場」は、この機械を用いることで、宇宙では不可能といわれていた野菜の栽培ができるかもしれない!という未来を描かれたそう。
かわいらしい宇宙人たちとともに、SDGsについて改めて考える機会になりました!
楽しみながら、明日から使えるSDGsの知識を
今回ご紹介した「くまもとSDGsミライパーク」。
旅行や帰省で熊本空港を訪れた際には、ちょっと寄り道して“未来を育むヒント”を探してみてください。親子で過ごす時間が、きっともっと豊かになりますよ。
今日からさっそく実践したくなっちゃうSDGsの知識に出会えちゃうかも?
みなさんもぜひ、行ってみてくださいね~!
INFORMATION
店名:
くまもとSDGsミライパーク
住所:
熊本県上益城郡益城町大字小谷 1802-2
電話番号:
096−243−0755
営業時間:
9:00~19:00
定休日:
年中無休
一人当たりの予算:
入館料:500円
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。