長嶺|北海道発、細部までこだわり抜かれた蕎麦ランチ
ある日、久しぶりに通る道を歩いていたときのこと。
「おや、こんなところあったっけ?」と目を引くお店がありました。
名前は「華実地(はなみち)」さん。そして看板には、蕎麦ダイニングの文字。
大学や病院からも近く、飲食店も多いこの近辺、このような形でお店に巡り合うことも珍しくありません。
そしてこの「華実地」さんは、まさに、良縁という言葉がぴったりなお店でした。
目次
こだわりづくしの蕎麦、天丼、小鉢まで。繊細ながら満足感たっぷりなお店「蕎麦 華実地(はなみち)」
アクセス
バス停「福祉センターグラウンド前」(下り)から直進し、セカンドストリート前の交差点を渡ります。左折し、一分もしないうちに看板が見えてきます。

さっそく、入ってみましょう!
モダンな店内と、懐かしさのある香り

お席はカウンターが4席、2人掛けが2席、4人掛けが1席。
モダンに、黒を基調とした家具が並びます。高級感が感じられますが、身構えるようなお店であるかと言われると決してそうではありません。
入店した瞬間、何よりも先に感じるのは出汁の香り。日本料理の多くに確かに存在し、食べたときにほのかに感じられるDNAのようなもの。
懐かしい、という感情が何よりも先に出てきます。そしてご主人と奥さんの優しい「いらっしゃいませ」という声が迎えてくれます。
メニュー

メニューはこちら。今回はランチに訪れたのですが、ディナーはまた別のメニューがご用意されているようです。
また、単品のメニューにも小鉢がついているようです。単品メニューを注文されるお客様も何人かいらっしゃいました。
私もさっそく注文しました。待っている間、厨房から天ぷらを揚げる音や包丁の音が聞こえ、期待が高まっていきます。
サクサクジューシーな天丼、そして香り豊かな蕎麦の組み合わせ
●とり天丼と蕎麦セット 1,980円(税込)

あつあつのご飯の上にえのき天、鶏天、かぼちゃ天に茄子天、にんじん天が乗せられた天丼。小鉢には、滋味深い蕎麦豆腐とサクサクした食感が楽しい揚げそばサラダがついていました。

天ぷらはジューシーさとさっくり気持ちのいい食感が両立していて、揚げたてだからこその美味しさ。甘辛いタレの量もちょうどよく、香ばしさもちゃんと感じられます。
きのこ、鶏肉、そして野菜。これだけでも非常に満足感のある一杯。ですが、もちろん、メインは蕎麦です。

このお店は自家製蕎麦が何よりの魅力。その見た目から、市販のものとは一線を画しています。細くて白さが目立ちます。まずはつゆ無しでいただくと、ほのかながらも蕎麦の確かな味と香りが口から鼻に抜けていきます。
そしてその食感も不思議でした。普通の蕎麦よりも歯ごたえがあり、単に硬いだけではなく、もぎゅ、もぎゅ、といった感覚が楽しめます。

次につゆをつけていただきます。蕎麦の1本1本が細いので、つゆがよく絡みます。そして口に含むとつゆの旨味とともに、蕎麦の香りがより強調されます。
つゆはもちろん、蕎麦に味をつけるためのものですが、ここではその役割と同時に、蕎麦本来の味と香りを際立たせるための存在でもあるのでした。

デザートの甘味は、黒糖にさつまいもの優しい甘みが広がる一品。蕎麦や小鉢、天丼と同じく、素材の味を活かした優しい味わいになっています。
優しい味わい、それでいて物足りなさは一切なく、満足感はしっかりと。細部まで手の込んだセットメニューです。
そして、食後のドリンクです。
●知床ブルー 440円(税込)

「華実地」さんオリジナルのノンアルコールカクテル。爽やかな酸味とほのかな甘味、そして炭酸が口の中をスッキリさせてくれる、食後にはぴったりな一杯となっています。
天丼セットをいただいたあと、そうでなくてもリフレッシュできる、非常に美味しいカクテルです。
人々に愛される「華実地」
食事をしている最中、店主さんが会計後のお客さんたちと会話をしている様子が見られました。「いつあっちに戻っちゃうの?寂しいなぁ」と。そう、このお店はゴールデンウィークの少し後から北海道へ戻ってしまうとのこと。
そしてまた、秋に熊本に来て、ここでお店を営業しているそうです。
北海道でも熊本でも愛されるお店になっているのは、料理の美味しさはもちろん、お店を切り盛りしているお2人のお人柄があるからでしょう。
北海道へ行ってしまうまでの間も、そしてまた戻ってきてからも通いたいと思える、「華実地」さんはそんなお店でした。
INFORMATION
店名:
蕎麦 華実地(はなみち)
住所:
熊本県熊本市東区長嶺南3丁目8−95
電話番号:
096-387-5060
営業時間:
[ランチ]11:30~13:30
[ディナー]17:30~21:00
※蕎麦が売り切れた場合営業終了の場合あり
定休日:
月曜日、木曜日
※長嶺華実地は春頃まで、北海道蕎麦華実地は秋頃まで営業予定。詳しくはInstagramを要確認
一人当たりの予算:
¥2,000〜¥3,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。




